自分たちで卒業歌を決めるとは、卒業式も変わったなぁ

初音ミク「桜ノ雨」で卒業式…ネットで登場、希望殺到


卒業式なんてものは通過儀礼のようなもんかとばかり思っていたが、最近の学生は真面目だな。
聞いたことないまま批判するのもアレなので聞いてみた。



俺も初音ミクはあんまり好きじゃないけど、この歌自体はわりといいもんだと思う。といっても凡百のJ-POPレベルとして、だけどなw
で、ちょっと興味深かったのは歌詞の部分。卒業の定番ソング「巣立ちの歌」や「仰げば尊し」と比較すると明らかに抜けている部分がある。先生への感謝の言葉だ。先ほどの「桜の雨」は巣立ちの歌や仰げば尊しの二つより遥かに歌詞の量が多いのに、一言も、たったの一言も先生に触れられていない。そこにあるのはただただ自分のことだったり友達のことだったり。そんなことをつらつらと並べて歌われても正直ちっとも感動しない(心に響かない)よ。オナニーは家でやってくれ。
ここらへんが凡百のJ-POPレベルだっていう所以だ。さすがに卒業式で歌うにしては軽すぎると思うぜ。
まあ自分たち卒業生のための卒業式だって認識だろうからそうなるんだろうが、卒業式はやっぱり先生とか親への感謝するための式でもあると思うんだよね僕は。卒業するとはいえまだまだ子供だ。


とまあこんなところにも現在の世相*1が反映されるんだな、と気づいてしまい無性に可笑しくなってしまった。自分たちで決めているようであって結局は世の中に決めさせられているだけなんだよなw

*1:個人主義的で、公務員が非難の目に晒されているという、ね